上達は学び方次第

バレエレッスンでは、インプットとアウトプットをレッスンの中で何度も繰り返しています。

聞いて→やってみる
さらに深く理解して→やってみる

これを何回も、何年も繰り返す。
長い長い年月をかけて少しずつ習得していくのがバレエです。

学び方次第で、到達できる地点や、進度も変わってきます。
せっかく大事な時間を使うのだから、自分の納得いくところまでは上達したいですよね。

ということで・・・

こんな風に学んでいけば、誰でも上達するよね!

という事を書いてみたいと思います。

どれも当たり前のことなんだけど・・・
忘れがち。

【聞く】

前提として、知りたい欲求や、意欲がなければ、聞く姿勢にはなりにくいし、たとえそれが無いとしても、その子のせいではない。
意欲は湧いてくるものであって、強制するものではない。

それを理解した上での話ですが
聞く姿勢というのは、自ら学びにきている場合、最低限のマナーです。

小さい子が相手の場合は
教える側の工夫も大事で
好奇心をくすぐってみたり
注意を引きつける工夫をしています。

【理解する】
当たり前だけど…
言語を理解できないと
相手が何を話してるのかわからない。

先ずは、最低限のバレエ用語を覚えましょう。

言葉の意味を理解できたら
その次は
表面的な意図だけでなく
『本質を見抜く力を育てる』

要するに・・・
指示がわかるだけじゃなくて
さらにその裏の『目的』までわかる

ということです。

その違いはかなり大きいと思います。

【やってみる】
この段階の目的は、不明点や課題点を知ること。

そこにいつでも自分軸を置いておく。

仲間でも先生でもなく、自分に目を向けることが大事です。

例えば
みんなはできているのかな
先生の機嫌はどうかな

だとしたら・・・
それは自分軸ではなくて、他人軸になってしまいます。

そうではなくて

自分はどこがわからないのか
自分はどこが出来ないのか

それを見つけるために自分に軸を置いて
やってみることが大事です。

やってみないとわからない。
やってみないと出来るようにはならない。

シンプルです。

「間違えないようにすることが目的ではない」

ここが目的になると、不明点も課題点も見つからなくなってしまいます。

さて!

ここからが本当の学びなのではないでしょうか。

【できなかった】
やってみたけどできなかった場合
【理解する】に戻ります。

この繰り返しで【理解する】というステップが、より深くなっていきます。

動きの順番がわからないのか?
やり方がわからないのか?

トライアンドエラーを繰り返し
わからないことを、わかるに変える。

→わかってるけどできない
先ずは本当にわかってるかを疑う。

理解しているのなら
やり方を疑う。

正しいやり方が出来ているのなら
できるようになるまで練習すればいい。

【できた】
できた!!
とても嬉しい瞬間です♪
でも学びはここで終わらないんです。

なんで上手くいったのかな?
を分析してみること。

まぐれではなく、確実なものにしていくために。

こうすると上手くいった、という成功例を増やしていく。

この工程は労力がいります。
でも、労力に見合った成果もちゃんと得られます。
次の課題克服への大ヒントになるのですから!

【アウトプット】
バレエのレッスン中は、常にインプットとアウトプットを繰り返しています。

そのレッスン内で、繰り返したインプットとアウトプットの内容を、要約してアウトプットすると、かなり強みになります。

バレエノートでもいいし、SNSで発信してもいい。
だれかに話すだけでもいいです。

●今日はこんなレッスンをした
●こんな注意があって
●ここが出来なかったけど
●こうしたらうまくいった。

4つのポイントを押さえてアウトプットする。

【最後に】
ここまでやったら完璧!
と思うのですが…
悲しいかな、人は忘れる生き物です。

たまに見返して思い出しましょう!
(自戒をこめて)

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